ホームページはあるけれど、問い合わせや申し込みが思うように増えない。そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。実は、ホームページのデータを少し見るだけで、改善のヒントが見つかることがあります。難しい専門知識は必要ありません。今回は、誰でも今日から始められる、ホームページの改善方法をご紹介します。
ホームページの成果、測っていますか?
ホームページを作ったものの、どれくらい効果が出ているのか分からない。そんな状態になっていませんか。実は、ホームページの成果を測るのは、思っているより簡単です。
まず確認したいのが「アクセス数」と「問い合わせ数」の2つです。月に何人がホームページを見に来て、そのうち何人が問い合わせや申し込みをしてくれたのか。この2つの数字を記録するだけで、改善の第一歩が始まります。
例えば、月間1000人がホームページを訪れて、問い合わせが10件なら、100人に1人が問い合わせしている計算です。これを「コンバージョン率(CVR)」と呼びます。この数字を1%から2%に改善できれば、同じアクセス数でも問い合わせが2倍になります。
実際に、ある工務店のホームページでは、月間500アクセスで問い合わせが月2件という状態でした。CVRはわずか0.4%。データを見ながら改善を重ねた結果、3か月後にはCVRが2%に向上し、同じアクセス数で月10件の問い合わせが来るようになりました。
アクセス数を増やすのは時間もコストもかかりますが、今来てくれている人により問い合わせしてもらうのは、今日から取り組めます。
データはどこで見られる?
ホームページのデータを見るには、Googleアナリティクスという無料ツールが便利です。すでに設定済みの方も多いのではないでしょうか。もし設定していなくても、ホームページ制作会社に依頼すれば、すぐに設定してもらえます。
Googleアナリティクスでは、何人が訪問したか、どのページをよく見ているか、どこから来たのか(検索、SNS、広告など)、どのページで離れてしまったのかなど、さまざまなことが分かります。
最初は画面を見ても何がなんだか分からないかもしれません。でも大丈夫です。まずは次の3つの数字だけ確認してみましょう。
1つ目は「ユーザー数」。月に何人がホームページを見に来たかという数字です。2つ目は「よく見られているページ」。どのページに人が集まっているかが分かります。3つ目は「離脱率」。どのページで訪問者が離れてしまったかという数字です。
この3つを見るだけでも、改善のヒントが見えてきます。
今日から試せる!ホームページの改善ポイント
データを見たら、次は実際に改善してみましょう。ここでは、すぐに試せる3つの方法をご紹介します。
お問い合わせボタンを目立たせる
意外と見落とされがちなのが、お問い合わせボタンの存在感です。訪問者が「問い合わせしたい」と思っても、ボタンがどこにあるか分からなければ、そのまま離れてしまいます。
ある整体院のホームページでは、お問い合わせボタンが白地に薄い青色で、とても目立たない状態でした。試しに、ボタンを大きくしてオレンジ色に変更し、「初回限定・今すぐ予約」という文言を追加したところ、問い合わせが月5件から12件に増えました。
お問い合わせボタンは、画面の上部や右上など、すぐに目に入る場所に配置しましょう。色は周りの背景と違う、はっきりした色にすると効果的です。スマートフォンで見たときにも、指で押しやすい大きさになっているか確認してください。
今すぐできる確認方法として、ご自身のスマートフォンでホームページを開いてみましょう。3秒以内にお問い合わせボタンが見つけられますか?見つけにくければ、改善の余地があります。
離脱されているページを改善する
Googleアナリティクスで「離脱率」が高いページを見つけたら、そのページに問題があるサインです。訪問者がそのページで「もういいや」と思って離れてしまっているということです。
税理士事務所のホームページで、「料金ページ」の離脱率が80%と非常に高いことが分かりました。よく見ると、料金表だけがあって、他に何も書かれていません。訪問者は「高いな」と思って離れてしまっていたのです。
そこで、料金の下に「初回相談無料」という情報と、「まずはお気軽にご相談ください」というメッセージを追加しました。さらに、お客様の声を3件掲載したところ、離脱率が50%に改善し、料金ページからの問い合わせも増えました。
離脱率が高いページを見つけたら、そのページに次のアクションへの誘導があるか確認しましょう。料金を見た人には「無料相談はこちら」、サービス内容を見た人には「事例を見る」など、次に進める道筋を用意することが大切です。
スマートフォンで見やすくする
今は多くの人がスマートフォンでホームページを見ています。Googleアナリティクスで確認すると、全体の60〜80%がスマートフォンからのアクセスというホームページも珍しくありません。
あるレストランのホームページでは、パソコンで見ると綺麗に見えるのに、スマートフォンで見ると文字が小さすぎて読めない状態でした。電話番号のボタンも小さくて押しにくい状態です。
スマートフォン対応を優先して改善したところ、予約の電話が週5件から15件に増加しました。特に、電話番号を大きなボタンにして「今すぐ電話で予約」と表示したことが効果的でした。
スマートフォンでの見やすさをチェックするには、実際にご自身のスマートフォンで操作してみるのが一番です。文字は読みやすいか、ボタンは押しやすいか、画像は表示されているか。自分が使いにくいと感じる部分は、訪問者も同じように感じています。
小さな改善から始めよう
ホームページの改善は、一度にすべてを変える必要はありません。むしろ、小さな改善を一つずつ試していく方が、効果的です。
まず1つだけ変えてみる
改善を始めるときは、まず1つだけ変更してみましょう。例えば「お問い合わせボタンの色を変える」だけ。これを1週間試して、問い合わせ数が変わるか確認します。
効果があれば、次は「ボタンの文言を変える」というように、一つずつ試していきます。複数を同時に変えてしまうと、何が効果的だったのか分からなくなってしまいます。
ある美容室では、毎月1つずつ改善を試しました。1か月目はトップページの写真を変更、2か月目は予約ボタンを大きく、3か月目は料金表をわかりやすく。それぞれの効果を確認しながら進めた結果、半年後には予約数が2倍になりました。
数字を記録して比較する
改善したら、必ず前後の数字を記録しましょう。「先月の問い合わせは5件、今月は8件」というように、具体的な数字で比較することが大切です。
記録はシンプルで構いません。Excelやスプレッドシートに「月」「アクセス数」「問い合わせ数」の3列を作って、毎月記入するだけでOKです。3か月分のデータが溜まれば、増えているか減っているかが一目で分かります。
数字を見ることで「この改善は効果があった」「これはあまり変わらなかった」と判断できます。効果があった改善は続けて、効果がなかったものは別の方法を試しましょう。
お客様の声を聞いてみる
データだけでは分からないこともあります。実際に問い合わせしてくれたお客様に「ホームページは分かりやすかったですか?」と聞いてみるのも、大切な情報源です。
ある工務店では、問い合わせしてくれたお客様に「ホームページで迷ったことはありますか?」と質問していました。すると「施工事例をもっと見たかった」という声が多いことが判明。施工事例ページを充実させたところ、問い合わせが増えました。
お客様の生の声は、データでは見えない改善ポイントを教えてくれます。電話で問い合わせがあったときに、さりげなく聞いてみることから始めてみましょう。
データ活用で成果を出すための心構え
ホームページの改善を続けるには、いくつか心に留めておきたいポイントがあります。
完璧を目指さなくていい
最初から完璧なホームページを作ろうとすると、なかなか改善に踏み出せません。まずは60点のホームページを70点、80点と少しずつ良くしていく気持ちで取り組みましょう。
小さな改善でも、積み重なれば大きな成果になります。お問い合わせボタンの色を変えるだけ、写真を1枚追加するだけ、そんな小さなことから始めて大丈夫です。
他社と比べすぎない
「あの会社のホームページは立派だから、うちも同じようにしないと」と思う必要はありません。大事なのは、あなたのホームページを見た人が、問い合わせしたくなるかどうかです。
規模の大きな会社のホームページを真似るより、自社のお客様が何を知りたがっているかを考えて、その情報を分かりやすく載せることの方が、ずっと効果的です。
続けることが一番大切
ホームページの改善は、一度やって終わりではありません。月に一度、データを確認して、一つ改善してみる。この習慣を続けることが、成果につながります。
最初は面倒に感じるかもしれませんが、3か月、半年と続けるうちに、問い合わせが増えていく実感が得られるはずです。その実感が、次の改善へのモチベーションになります。
今日からホームページ改善を始めよう
ホームページの改善は、難しい専門知識がなくても始められます。まずはGoogleアナリティクスでアクセス数と離脱率を確認して、お問い合わせボタンを目立たせる、離脱されているページを改善する、スマートフォンで見やすくする、この3つから試してみましょう。
一度にすべてを変えようとせず、1つずつ改善して効果を確認する。このサイクルを回すことで、着実に問い合わせが増えていきます。
まずは今日、ご自身のホームページをスマートフォンで開いて、お問い合わせボタンが見つけやすいか確認してみませんか。もし見つけにくければ、それが最初の改善ポイントです。
ホームページのデータの見方や改善の進め方で分からないことがあれば、いつでもMAICSにご相談ください。アクセス解析やデータ活用のサポートを通じて、あなたのホームページからの問い合わせ増加をお手伝いします。